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広告代理店で10年アートディレクターをしていた永島がCARTA MARKETING FIRM で新たに身に付けたスキルとは?
Interview Member
趣味を仕事に。幅広いスキルを身に着け、腕を磨いた20年
赤井:これまでのご経歴を含め、自己紹介をお願いします。
永島:広告代理店2社を経て、2022年にZucksに入社。現在はCARTA MARKETING FIRMのIMC局(統合マーケティングコミュニケーション局)に所属しています。趣味はサーフィンで、在宅勤務の日は朝サーフィンをしてから仕事に取り組むこともあります。
赤井:サーフィンがクリエイティブな仕事に影響を与えることはありますか?
永島:オンオフの切り替えに役立っています。普段は常にパソコンに向かっているため、海に入ることでリフレッシュして完全に仕事のことを忘れ、アイデアが煮詰まることを防げています。
赤井:この業界に入ったきっかけを教えてください。
永島:大学生時代に海外のCDやレコードジャケットに刺激を受けたことが、興味を持ったきっかけです。絵を描くことも好きで、趣味を仕事にしたいという思いから、大学卒業後すぐに広告業界に入りました。
赤井:CARTA MARKETING FIRM入社前はどのような業務をしていましたか?
永島:初めは、不動産広告を扱う代理店にグラフィックデザイナーとして入社しました。新築マンションの折り込みチラシやダイレクトメールなどを制作し、チームリーダーやアートディレクターも経験しました。この会社では長期間にわたる広告戦略やディレクション・企画書作成スキルなど沢山のことを学びました。その後、競合コンペで獲得したアパレルメーカーの仕事をきっかけにOOH(屋外広告)の広告指定代理店に入社。デザイン部署の立ち上げとグラフィック・WEB・映像のデザイン制作からコミュニケーションプランニングまで、多岐にわたる業務を担当しました。

クライアントと伴走することで生み出すシナジー
赤井:現在の業務を教えてください。
永島:ストラテジックプランナーと伴走し、競合コンペや課題を抱えたクライアント様への企画提案をするのが主な業務です。要望に応じてOOHのプランニングやバイイングにも対応しています。OOHは外資系クライアントからのオファーが多いのですが、海外と日本のOOHは扱い方が異なるため、日本ならではの使い方を提案する必要があります。
赤井:海外と日本では具体的に何が違うのですか?
永島:海外では空間をジャックし、他の広告が紛れない状況を作ることが求められます。一方、日本は都市がコンパクトに凝縮されているため、空間を完全にジャックすることが難しく、他の広告との差別化が難しい傾向があります。海外ではOOH広告が主要な広告手法として認知されていますが、日本ではその枠組みが異なるため、工夫を加えて広告の面白さを伝えられるように心がけています。
赤井:日本市場に合った広告戦略を構築することが重要なんですね!永島さんが今後、着手していきたいことはありますか?
永島:まず、自社プロダクト「PORTO」を活用し、OOHとDOOH(デジタル屋外広告)にジオターゲティング※を組み合わせたクロスメディアを展開することです。これにより、クッキーレス化に伴うジオターゲティングの需要に対応します。さらにOOHで着火ポイントを作り、SNSを通じて全国や世界にシェアされるような企画を創出することにも挑戦していきたいです。
※パソコンやスマートフォンの位置情報(デバイスロケーション情報)を使って行うマーケティング手法の一つ。
赤井:永島さんのスキルはCARTA MARKETING FIRMでどんなシナジーを生んでいますか?
永島:前職ではオフライン領域で、企画やデザインをクライアント様と一緒に作り上げていくスタンスを取っていたため、デジタル環境でCARTA MARKETING FIRMと掛け合わさることで、お互いさらに強くなることができると考えていました。実際、CARTA MARKETING FIRMは元々デジタルに強みを持っていましたが、私の所属するIMC局が設立されたことでブランディングや認知施策などオフライン領域が今まで以上に拡大したと感じています。

ナレッジをシェアすることでチームで創り上げていく。
クリエイティブ志向を高める「練習会」兼「実践会」
赤井:IMC局で定期的にケーススタディやナレッジを共有する機会があると聞きました。具体的にどういったことをしているんですか?
永島:クリエイティブチームと共に、企画のアウトプット練習会を隔週で開いています。社内のクライアントの課題を仮定し、解決するためのアイデア出し・企画の発表・評価まで行います。練習会とはいえ、アイデアが実際の提案に繋がることもありますので、実践を兼ね備え、社内のクリエイティブ思考を高めています。また、企画の作り方やOOHに関する勉強会の内容は資料化し、情報のアーカイブ化も進めています。
CARTA MARKETING FIRMではスキルを言語化・共有していく文化があり、それが新しい発想や成長の土壌となっています。積極的に考え方をシェアし、チームで協力して創り上げていくことの重要性は、この会社に入って気づかされました。

── CARTA MARKETING FIRMに統合したことによる相乗効果を教えてください!
赤井:永島さんの入社時は株式会社Zucksでしたね。昨年CARTA MARKETING FIRMに統合し、業務はどう変化しましたか?
永島:Zucksの時はアプリ領域のマーケティングに特化していて、特に海外ゲームアプリの業務に取り組んでいました。統合後の一番の変化は、クライアントの幅が圧倒的に広がり、活躍のステージが増えたことですね。また、大手代理店や特殊業種に強い代理店から転職してきたプロフェッショナルが集まったことで、より強い組織になったと感じています。
自ら学び挑戦する姿勢が生む、高め合える職場環境
赤井:ズバリ、CARTA MARKETING FIRMの魅力とは?
永島:「人」が強みですね。主体的に仕事に取り組むメンバーが多く、自ら学びたい、挑戦したいというポジティブな姿勢を持つメンバーが多いのが特徴です。
組織としては「大きなスタートアップ」という印象です。デジタルの基盤がある上で、新しい事をスピーディーに実践できる環境も魅力。裁量がとても大きいので、事業の進化に貢献しているのを強く感じています!
赤井:メンバーの印象はいかがですか?
永島:みんな若い!!僕は今44歳なんですが最年長かもしれません(笑)若いメンバーのロジカルシンキングとスピード感は組織の武器になっていると感じています。年齢が離れていますが距離は感じないですね。

赤井:若いメンバーとコミュニケーションを取る上で心がけていることはありますか?
永島:ここでも「インプット」が大事だと思っています。好きなアニメやコミックなど相手が興味を持っていることについてコミュニケーションを取ることで情報収集をするようにしています。共感できるポイントを探すことで、年齢のギャップを埋める努力をしているつもりです(笑)CARTA HOLDINGSでは、EVOLUTiON AWARDなど社内でコミュニケーションを取りやすいコンテンツも多くあるので、積極的に参加するように心がけています。
赤井:CARTA MARKETING FIRMはナナメの関係も多い印象があります。同じチームでない方との交流もありますか?
永島:多くありますね!ひとつ例を挙げると、僕はグループ内表彰「EVOLUTiON AWARD」でカメラマンを担当しているんですが、EVOLUTiON AWARDでは、グループ内の別の会社と合同で行う仕事が多いので、必然的に普段関わりのない方とのコミュニケーションを加速させることができるんです。その交流がきっかけで、新しい仕事が発生することもあります。動いたら動いた分だけ強みを生かせる機会があることはCARTAグループの魅力だと感じています。

ミッションは「仕事」を作り出すこと。
求められるのは0から企画を形にできる人材
赤井:IMC局で、より強化していきたい領域はありますか?
永島:IMC局では、今年「チャンスメイク」というミッションを掲げています。企画を作るだけでなく、仕事自体を作り出すという目標です。具体的には、他の代理店との競合コンペやクライアントの課題に対するプロモーション提案など、解決策を生み出す業務です。現在、IMC局内には優秀なストラテジックプランナーが多数いますが、その戦略を形にするクリエイターが不足しています。そのため、0から企画を形にして提案できるようなクリエイターを強化していきたいですね。
赤井:IMC局にはクリエイティブディレクターは何名いらっしゃるんですか?
永島:これまでは私一人でしたが、経験豊富なクリエイティブディレクター2名がこれから入社予定です!
正確に言うと、現状でもクリエイティブディレクター自体はいますが、手を動かすより、アイデアを考える側に重点を置いています。具体的なグラフィックデザインやウェブデザイン、映像の企画から表現までを担当しているのは、僕だけだと思います。
コピーライター出身の方々はコピーの開発や課題の発見に秀でていますが、実際の手作業はアートディレクターやデザイナーに作ってもらうケースが多いです。一方、アートディレクター出身の方々はコピーを書くことは少ないものの、キービジュアルの作成に長けています。僕はどちらかというと絵作り側のディレクターなのですが、この分野の人材が不足していると感じています。

赤井:最後にこの記事を読んでいる方々に向けてメッセージをお願いします!
永島:僕は元々紙のグラフィックデザインをしていたため「デジタル化が進む中でクリエイターの表現の幅が制限されている」という声をよく聞くのですが、むしろ「デジタルの強みを活かして、さらに表現を拡大できるチャンス」だということを伝えたいです。CARTA MARKETING FIRMでは、デジタルを起点にして、マスやオフライン広告にまで展開することが可能であり、その異なる軸足が強みとなっています。そのような広告を実践している会社は稀有であり、僕はCARTA MARKETING FIRMで新しい広告業のロールモデルを一緒に作っていきたいですし、その志を持つメンバーと働きたいと思っています。デジタルを起点としたオンオフ統合の総合代理店で、新たな表現の可能性を追求し、共に成長していきましょう!

CARTA MARKETING FIRMでは積極的にアートディレクター、
ストラテジックプランナーを募集しております!
CARTA MARKETING FIRMは「クライアントの事業を進化させる」をミッションに、デジタルや広告に領域を限定せず、クライアントのあらゆるマーケティング課題に向き合っていく事業会社です。
アートディレクター
業務:アカウントプランナーやストラテジックプランナーと連携しながら、広告主が抱えるマーケティング課題や目的、潜在課題をクリエイティブ視点で発掘し企画立案・キービジュアルやコンテの制作・ディレクション・進行業務をお任せします。
https://hrmos.co/pages/cartaholdings/jobs/cmf-b18
ストラテジックプランナー
業務:様々なクライアントと実際にコミュニケーションをとりながら、クライアントのデジタルマーケティングにおける課題抽出〜戦略立案/改善施策提案までを担当していただきます。リサーチを活用した課題分析〜プロモーションにおけるコンセプトワーク〜全体戦略設計〜施策立案/提案〜効果検証まで、一連の業務をお任せします。
https://hrmos.co/pages/cartaholdings/jobs/cmf-b02