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“データは人々の営みを生む” ー『2024 Snowflake Data Superheroes!』選出 データエンジニア近森淳平インタビュー
Interview Member
「Snowflake Data Superheroes!」とは、データクラウドを提供するSnowflake社が、グローバルでその年のSnowflakeプロダクトのエキスパートを選任するプログラムです。今年度は、全世界から80名、日本から11名が選出されました。
『2024 Snowflake Data Superheroes!』についてはこちらをご覧ください。
Introducing the 2024 Snowflake Data Superheroes!
プレスリリースはこちらからご覧ください。
「2024 Snowflake Data Superheroes!」にCARTA MARKETING FIRMのエンジニア 近森 淳平が選出
~全世界から80名、日本から11名のみが選出されたSnowflakeエキスパート~
── これまでのご経歴を含め、自己紹介をお願いします。
近森:CARTA HOLDINGSの子会社Zucksに2018年に新卒入社し、広告配信プラットフォームのアプリケーションエンジニアとして働きました。
その後、自社のレポーティング基盤を一新するプロジェクトに携わり、データエンジニアとしてのキャリアを築きました。現在は、CARTA MARKETING FIRMにおいて、データ基盤の開発・運用、組織設計、採用戦略に従事しています。
世界で80名のみ。『Snowflake Data Superheroes! 』に選出された想い。
── Snowflake Data Superheroes! に選出されましたが、近森さんにとってどのような価値がありますか?
近森: 選出されたことで他の方々に価値を感じていただき、一種の肩書として認めてくれていることはありがたいですね。
Snowflakeはとても便利で、サービスとしても続けてほしいので、良さをもっと伝えたいです。『Data Superheroes!』の称号を頂くことで、イベントに招かれたり、コミュニティの範囲が広がることも大変嬉しいです。
舟田:データ活用プロジェクトはうまくいかないことが多いと聞いたことがあるのですが、そういったプロジェクトにおいて『Snowflake Data Superheroes!』 への選出は意味あるものになりそうですね。
近森:そうですね!データ活用プロジェクトは一部の人間がデータを扱えるだけでは機能しません。全員がデータに対する共通認識を持ち、扱えるようにするためには、人々を巻き込んでいくことが大切です。『Snowflake Data Superheroes!』を頂いたことで、少しでも信頼して頂けると思っており、その部分で大変意味のあるものだと感じます。

「データは人々の営みを生む」ー金脈を掘り起こせるとは限らないのに、データを活用する意義とは。
── 変化が激しいマーケティング業界にとって、データとはどのような存在だと思いますか?
近森:アドテク業界にとってデータは重要です。ほぼ全ての業務がソフトウェア上で完結するため、データはその源泉となります。データを理解すれば、業務の本質を把握できると言っても過言ではありません。データがあることで業務自体を把握し、データと向き合うことで新たな発見があることもあります。データは業務そのものの存在であり、私たちの洞察力を磨く重要な要素となっていますね。
舟田:データは人々の洞察や意思決定をサポートする良い面もありますが、データの品質やプライバシー、セキュリティに負の影響を与えてしまう悪い面もあると思います。データエンジニアとしてデータの悪い面をどのようにお考えですか?
近森:最近は業界的に規制を強めて、データの計測をできないようにする流れになっています。データを扱う人のリテラシー次第で悪用される可能性はもちろんありますね。
舟田:実際にクッキーレス(※1)が進んでいますよね。
※1 クッキーレスとは
ウェブブラウザで使用される「クッキー(cookie)」と呼ばれるデータの保存やトラッキングを行わないように規制すること。プライバシーの懸念や法規制の厳格化に伴い、クッキーレス化が進んでいる。
近森:そうですね。また、データの活用はかなり難しいです。データから価値を引き出すことが保証されているわけではないため、全ての会社が取り組むべきトピックとは言い切れません。データの活用は新しい価値を見出すための金脈探しをするようなものですが、データは人々の営みを生むことに繋がると思い、私たちは取り組んでいます。

この先に面白い世界があるかどうか。ーだから「現状に甘んじず」やっていく。
── CARTA MARKETING FIRMのエンジニアとして働くうえで大切にしていることはありますか?
近森:「この先、面白いと思えることがあるかどうか」は大事にしていますね。
その視点が見えないと、モチベーションを保つのは難しいですし、「なぜこれをやっているのか」がわからなくなりますよね。だから、私は、自分の仕事が面白い世界にどう繋がっているのかを常に意識しています。
舟田:面白い世界を目指すために大切にしていることはありますか?
近森:その世界に向かってコミットすることですね。面白い世界を目指すためには、仲間を巻き込んだり、共有したりすることも重要です。例えば、言語化して仲間に伝えたり、教育したりすることで、共通の目標に向かって進むことができます。どんな世界を目指しているのか、それを明確にすることは、私たちにとって非常に大切なことですね。
舟田:近森さんの面白い世界ってどんなものを想像されていますか?
近森:「これめちゃくちゃイケてね?」ってものですね!ですが、エンジニアをしている限り、現状に満足したことはあまり無いんですよ。現状に甘んじずやっていると、また新しくやりたいことが永遠に生まれてきます。それが繰り返されていますね(笑)
舟田:“現状に甘んじない”姿勢が面白い世界へと繋がっていきそうですね。

エンジニアとして目の前のプロダクトにコミットする。CARTA MARKETING FIRMの未来を切り拓くために。
── データエンジニア近森さんが目指すCARTA MARKETING FIRMの将来像を聞かせてください。
近森: 先ほどの質問の回答にもありましたが、面白い世界に向かっているイケてるような組織であればオッケーみたいな感じではあります(笑)
ですが、今現在は課題が多く、気になることもたくさんあります。そういった課題を紐解いていった先に何か面白い未来があると思ってやるだけですね。
また、エンジニアとして目の前のプロダクトを作って伸ばしていくことは明確なので、それに対してコミットする、その延長線上にCARTA MARKETING FIRMが目指しているものがあると思っています。ただYARUDAKE(やるだけ)です!
── ここからは近森さんの素顔についてお聞きします。エンジニアを目指したきっかけを教えてください。
近森: シンプルに言うと「親がブチギレたから」です(笑)元々、プロゲーマーのようなことをやっていた時代がありましたが、上には上がいる世界なので、無理やな…ってわかった瞬間があったんですよね。それが大学4年生の時でした。
そこで、ニートになろうと思いましたが、親がさすがにキレましたね。ゴリゴリの文系でしたが、そこからエンジニアを目指しました!
舟田: キャリアってどこで決まるかわからないですね(笑)
近森: 今やっている「つまらないこと」が、自分のキャリアにとって重要なことになることってよくあるんですよね。私のキャリアスタートはあまり良くなかったかもしれませんが、その経験があったことで、エンジニアとして愚直に取り組んでいく先にはきっと面白いものがあるんだと信じて取り組めています。

── 仕事でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
近森:「こういう風にしたら、おそらくこうなるだろう…」と、仮説を立てながら仕事をしており、それが当たっていた時が1番おもしろくてやりがいを感じます。
私の場合はその仮説を大量に仕込みまくっておき「はい、きました!」っという瞬間が気持ちいいですね(笑)
舟田:自分の仮説が当たった瞬間って確かに気持ちいいですよね(笑)
近森:そうそう(笑)私はその現象を「流れ星、一生祈っているマン」と呼んでます(笑)
流れ星が来てから祈り始めても遅いじゃないですか。流れ星が来る前から、私は狙って仮説を立てまくり、当たるようにしています!
舟田:常に待ち構える姿勢は大切ですよね。仕事のチャンスと似ていますね!
近森:そうですね!目の前に来たチャンスをしっかり握る、その瞬間がとてつもなく面白いですね。

── 休日は何をして過ごしていますか?
近森:家族と過ごしています。以前は、ボルダリングや旅行が結構好きでした。
今は、子供が生まれて忙しい日々ですが、心は十分満たされますね。休日はコストコやイオンに行っており、休日のよくあるお父さんをしています(笑)
舟田:素敵ですね!これまで、旅行先での面白いハプニングなどありましたか?
近森:私は綺麗なホテルより、訳の分からないシェアハウスに訳の分からない人たちと泊まるのがリアルで好きでした(笑)
アメリカで、よくわからないシェアハウスに泊まった時、怖そうなルームメイトが体調を崩し始めたんですよ。市販の風邪薬をあげたら効いたそうで、すごく感謝されました(笑)おかげで、その怖かったルームメイトとも最後は仲良くなれました。こういった面白さがある方が私は好きですね!

データエンジニア近森淳平 “これからの挑戦”
── 今後、挑戦したいことはありますか?
近森:私以外のエンジニアが自主的に意思決定できるようにしていきたいです。
私が全部決めてしまっては、私の想像を超えることができません。エンジニアひとりひとりが自主的な意思決定をしていくことで、良くも悪くも想像を超えていくはずですし、絶対その方が面白いです!
舟田:自主的にロジカルに考え、何が起こるか仮説立てて意思決定をしていくのが大切ですね。
近森:そうですね。それが一番です。その方がいろいろ起きて、面白いですよね。私の想像の範疇を超えていきたいです!
舟田:創造の範疇を超えるために、意思決定を委譲していく。それが組織の進化にとって大切になっていきそうですね。本日はありがとうございました!

今回はCARTA MARKETING FIRMのデータエンジニア 近森淳平のインタビューをお届けしました。
世界で80名、『Snowflake Data Superheroes!』に選出された近森さん。データエンジニアとして、CARTA MARKETING FIRMの未来を引っ張っていく想いが伝わるインタビューでした。CARTA MARKETING FIRMは「現状に甘んじずに」プロダクトを開発し、クライアントの事業成長に貢献してまいります。