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『迷ったらGO』『甘んじない』三和流進化論、統合が生み出す可能性に迫る!
~CARTA MARKETING FIRM 常務取締役 三和大輔インタビュー~
この秋、CARTAグループ会社4社が統合し、マーケティング特化の事業会社「CARTA MARKETING FIRM」がスタートしました。 発表された“ミッション”は「クライアントの事業を進化させる」。 株式会社ATRAC・株式会社Zucks・株式会社PORTO・株式会社CARTA AGEの4社が一体となることで、どのようなシナジーが生まれ、どのような可能性が開けるのか。 常務取締役の三和大輔に、統合への期待や課題、会社が目指す姿について伺うとともに、仕事に対する考えや、素顔にも迫ります。 (聞き手:インターン 西元結菜)
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西元:これまでのご経歴を含め、自己紹介をお願いします。
三和:2008年にサイバーコミュニケーションズに入社し、株式会社オプトの営業担当として常駐・出向をしていました。2012年からは株式会社電通に出向し、デジタルマーケティング全般の営業担当として従事しました。その後CARTA COMMUNICATIONS(CCI)に帰任し、アドベリフィケーションツールといったソリューション関連のチームの立ち上げを経験し、2019年8月に株式会社ATRACを設立しました。この度ATRACがCARTA HDグループ会社3社と統合し、10月1日よりCARTA MARKETING FIRMとしてスタートしました。
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西元:CARTA MARKETING FIRMの事業内容と、その中での三和さんの業務内容を教えてください。
三和:CARTA MARKETING FIRMは、マーケティング支援を行う会社ですが、&SocialというSNS関連の自社サービスやZucks(アドネットワーク)、PORTO(DSP)といったプロダクトも保有しているので、それらをソリューションの1つとして提供しながら、お客様のマーケティング課題解決に努めています。
私は営業の責任者として、お客様に対するソリューションを一緒に考えたり、プロダクト側に対するクライアントニーズのフィードバックを行ったり、内部の広告運用メンバー・ストラテジックプランナーとチームを組んで顧客に向き合っています。
西元:ATRACと比べて、業務が大きく変わる部分はありますか?海外に強みをもった組織が一緒になるとお聞きしました。
三和:4社が統合し、CARTA MARKETING FIRMとなった事によって、代理店支援・国内直販・海外直販と、それぞれの組織の強みを活かしつつ、顧客に対してより幅広い価値やソリューションを提供していけるようになりました。
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“-顧客ニーズを形にするだけでは、進化は促せない。本質を捉え価値を提供できてこそ進化できる-”
西元:CARTA MARKETING FIRMのミッションについて、「クライアントの事業を進化させる」に決まった経緯を教えてください。
三和:ATRACでは「クライアントの事業成長に貢献していく」、英語で言うと「グロースコミットパートナー」をミッションとして掲げていました。CARTA MARKETING FIRMとして統合するにあたり、事業成長だけではなく、CARTA HOLDINGSのミッションである"進化推進業"のニュアンスも取り込んで、クライアントと伴走し進化を促していく支援をする集団を目指したい、という意味を込めました。
「誰のために」がすごく重要で、広告主だけではなく、それ以外の取引先、ステークホルダーの皆様も含めて、一緒に進化できる存在でありたいという思いが、このミッションの成り立ちです。言われたことをやるだけ、顕在化してるニーズを形にするだけでは、進化には至りません。本質的な課題を捉え、それに対する解決策を提示し、価値を提供できる存在になってこそ進化を促す存在になっていけるものと考えています。
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西元:統合にあたって、常務取締役としてどんなことに期待していますか?
三和:これまで、各社単体では作りえなかったようなチーム体制や専門領域がありましたが、統合によって、提供できるソリューションの幅が広がることに期待しています。より多様なフォーメーションでお客様に向き合えますし、それぞれの組織メンバーの知見を共有しながら進めることで、より強い集団になっていけるのではないかと考えています。
西元:業界の中で、どういった立ち位置を目指していきたいですか?
三和:Zucks(現CARTA MARKETING FIRM)も含めた旧VOYAGEグループの強みである「テクノロジー」の領域と、ATRACやCARTA AGE(現CARTA MARKETING FIRM)がやってきたような「マーケティング」の領域を組み合わせて、ポジションを取っていきたいです。先進的な事例に取り組むならCARTA MARKETING FIRMに相談しよう!と思って頂けるようなパートナーを目指していきたいです。
西元:ここまで、統合への期待や目標といったプラス面について伺ってきたのですが、懸念点や不安はありますか?
三和:同じCARTA HOLDINGSの社員とはいえ、やっぱりそれぞれの組織のカルチャーや進め方があります。統合することで、物事に対して同じ捉え方ができるのか、意思決定のスピードが鈍るのではないか、などの懸念はありました。ただ、ボードメンバーで集中討議を行った際に感じたのですが、核となる部分が全然ずれていないんですよ。スピード感も、より高いレベルを求められていて、結果的には”この統合により、クライアントに対して今まで以上に価値を提供できる”と確信した瞬間となりました。先日、代表の西園からメンバーへ、CARTA MARKETING FIRMの方針について説明がありました。これを経て、CARTA MARKETING FIRMとして今後目指すべき方向性への共通認識が全員に浸透し、当初の懸念は払拭されました。

“-やっぱり広告業界は面白い!常にアップデートしていくための2つの信念-”
西元:ここからは、三和さんのパーソナルな部分や素顔についてお聞きしていきます。まずは、この業界に入ったきっかけを教えてください。
三和:元々、新卒では人材系の会社に入りました。人材系って、いろんな業界のお客様と接点があるんですが、そこで広告業界は面白そうだなと思っていました。そんな中、私がいた会社が自主廃業してしまい、知り合いに、サイバーコミュニケーションズ(CCI)を紹介してもらったのがこの業界に入ったきっかけです。実際に入ってみると、やっぱり広告業界は面白かった。マーケティングには色々な考え方があるし、特にインターネット広告に関しては、変化が非常に激しい。常に新しいものに触れていたい私にとっては最高の環境でした。1社にいながら、株式会社オプト、株式会社電通で働くことが出来た事も、色々な企業のカルチャーに触れることができて、大きかったと思います。
西元:三和さんが今まで大切にしてきた考え方を教えてください。
三和:まず「迷ったらGO」。考えても結論が出ないなら、まずはやってみよう、その中で軌道修正していこう、という考え方は、社会人1年目から大事にしています。
もうひとつは「甘んじない」。会社でも人でも、常にアップデートしていかないと、時代の変化についていけなくなる。以前と同じ仕事をしていても、それは「同じ仕事しかしていない」ということで、社会的な価値は日が経つにつれて下がっていくと思っています。最近は、リスキリングという言葉を色々な場所で聞きますが、新しいチャレンジは、自分自身を高めて、現状に満足しない=”甘んじない”ためにも必要なことですね。
西元:三和さんは、以前『成長が求められる場所を作ることを意識しており、その成長が、従業員や事業、クライアントの事業の拡大にも繋がる』とおっしゃっていましたが、まさに「甘んじない」と共通しているんですね。

“-メンバーの成長が喜び。環境を作り、本気で向き合い続ける-”
西元:CARTAで仕事をする中で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?
三和:お客様の事業が伸びている実感を得られた時は、もちろんやりがいを感じます。最近では、メンバーがお客様から高い評価を貰ったり、なくてはならない存在と言われたりしているのを聞くことが大きな喜びとなっています。私は「成長意欲がある人と働きたい」と日頃から言っているんですが、実際にメンバーがそれを証明してくれると、この仕事をやっていて良かったな、と思いますね。
西元:反対に、大変だったこと、つらかったことはありますか?
三和:たくさんありますが、今は、メンバーが思うように仕事ができていない時や、思うような仕事の捉え方ができていない時は、もっと良い環境にできないか、もっとチャレンジさせてあげられないかを考えて、自分自身を責めますね。少しでも改善していきたいんですが、力不足を感じる瞬間もあるのは事実で、それと向き合うのは大変でつらいです。
過去の自分自身の経験の中では、電通に出向した時は、とても大変でした。日本最大の広告会社の中で働くにあたって、お客様に対するコミットメント力が全く足りておらず、最初の3ヵ月ぐらいは、キャッチアップしていくことに必死でした。
西元:どのようにして乗り越えられたんでしょうか。
三和:お客さんが何を求めていて、自分たちが何を提供できているのかに本気で向き合ったことで、だんだん周りのチームの人たちも認めてくれるようになりました。その方々は、今でもお付き合いさせて頂いている大切な存在となっていますし、最終的には良い経験ができたと思っています。まあ、プライベートではもっとすごい山を乗り越えてきてるんですけどね(笑)

西元:プライベートでのすごい山を越えた事件は、別でゆっくり聞かせてください!(笑)続いては、趣味や休日の過ごし方を教えてください。
三和:最近の趣味はゴルフです!5年ぐらいやっています。実力は中の下の下ぐらいです。
あとはパーソナルトレーニングですかね。ストレス発散になりますし、自分の成長を実感する機会にもなっています。
西元:どの筋肉が一番好きですか?(笑)
三和:大胸筋ですね。大胸筋しか鍛えたくない(笑)
“-これからの挑戦と、メッセージ-”
西元:今後CARTA MARKETING FIRMでどのようなことに挑戦したいですか?
三和:そうですね。MARKETING FIRMを名乗るからには、お客様のマーケティング全般の支援をしていきたいんですが、我々が最初に提供できるのは、広告やクリエイティブを制作するプロモーション領域がメインです。ただ、"マーケティング"は、商品や流通、価格の面など、いわゆる世の中やお客様にどういった価値を出していけるのかという部分も大切で、網羅的に取り組みをしていけるようなチャレンジをしていきたいですね。できる領域も増えてきていますし、しっかりと取り組んで、名前負けしないような組織にしていきたいです。個性の強い、専門性のある集団になっていると思うので、それを活かして、組織全体でチャレンジしていきたいですね。

西元:新チームメンバー・クライアントの方にメッセージをお願いします!
三和:成長意欲の高い人に関してはすごくいい環境だと思うし、自分自身の市場価値の向上にも繋がっていくと思うので、一緒に頑張っていきましょう!お客様のために何ができるのか、お客様にとってどういうものが価値になっていくのかを、300人近いメンバーで全力で考えて、全力で提案して価値を作っていこうと思っています。パートナーとして一緒にお仕事したいと思ってもらうためにも、チームで一致団結して取り組んで行きますので、どうぞよろしくお願いします。
西元:本日はありがとうございました!

今回はCARTA MARKETING FIRM 常務取締役 三和さんのインタビューをお届けしました。
「組織全体で挑戦し、成長しながら、お客様の進化を促せる存在を目指したい」と語る三和さん。その考えやルーツを紐解いていく中で見えた、メンバーや会社のことを真剣に、大切に考えている姿がとても印象的でした。CARTA MARKETING FIRMへの期待や熱意が伝わってくる、素敵なインタビューになりました。
これからも、その情熱でメンバーを引っ張っていってください!
三和大輔Profile
1983年生まれ東京都出身/2008年サイバーコミュニケーションズに中途入社。広告を中心とした事業に従事。/2019年株式会社ATRAC設立、代表取締役に就任。/2023年10月CARTA MARKETING FIRMに統合、常務取締役就任
【本件に関するお問合せ先】
株式会社CARTA ZERO 広報室
cartazero_info@cartahd.com
【報道関係者お問合せ先】
株式会社CARTA HOLDINGS 広報担当
https://cartaholdings.co.jp/contact/